icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科16巻5号

1962年05月発行

--------------------

遺伝生化学に関する研究の現状

著者: 西村敏雄1 東条伸平1

所属機関: 1京都大学医学部婦人科学産科学教室

ページ範囲:P.341 - P.352

文献概要

緒言
 遺伝という生命にとつて最も本質的な現象が純粋化学の立場から見直おされるようになつたのはごく最近のことである。
 メンデル以来の遺伝学が,遺伝子という当時としては全く仮空の概念的因子の下に統一されて現象論的な分野で素晴らしい発展をみたのは周知のところであり,生物の遺伝性の多くの部分が生殖細胞の染色体に一定の規準によつて担われている遺伝子の作用に由来することは今日全く疑う余地がない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら