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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科16巻5号

1962年05月発行

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永い経過をたどつた外陰癌の1例

著者: 八尾十三1 竹本和夫2

所属機関: 1東京医科歯科大学産婦人科 2東京医科歯科大学病理学教室

ページ範囲:P.403 - P.405

文献概要

 女子性器が癌腫の好発部位であることは一般の認める所であるが,その大多数は子宮腟部,頸部及び体部に属し,外陰癌は卵管癌,腟癌に次で比較的少いものとされており,性器癌中2〜3%を越えず,子宮癌に対しては約2%に過ぎない。女子外陰癌は1751年Morgagniにより初めて記載され,その後多数の報告がみられるが,大陰唇最も多く,小陰唇,陰挺,尿道周囲,陰阜,会陰,Bartholin氏腺の順となつている。私共は長い経過をたどつてきたバ氏腺から発生したと思われる扁平上皮癌の1例に遭邁したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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