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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科16巻6号

1962年06月発行

産科 分娩

アリナミンF錠の分娩時使用経験

著者: 森新太郎1 石井フジヱ1

所属機関: 1住友病院

ページ範囲:P.433 - P.434

文献概要

緒言
 R.L.Schudは大量のビタミンB1(以下VB1と略す)の投与は陣痛を強め,分娩時間を短縮すると共に産痛を軽減すると述べ,欧米では既に多くの追加があり又わが国でも安武氏,関口氏,最近では渡辺,宮崎両氏により分娩時産痛軽減の目的でアリナミン使用の報告がある。アリナミン使用を産痛軽減のみの目的で使用した際,その成績の判定は難かしい点があると思われるにも拘らず,渡辺,宮崎両氏は極めて詳細なる研究の結果総有効率73%と報告されている。われわれはこのたび武田薬品工業株式会社より新VB1製剤アリナミンF錠の提供を受けたので,これを分娩時に使用し非常に有利な成績を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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