icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科16巻7号

1962年07月発行

婦人科 腟感染

ペンタマイシン腟錠の使用経験

著者: 高邑昌輔1 森越進1 大石博司1

所属機関: 1国立金沢病院産婦人科

ページ範囲:P.531 - P.533

文献概要

はしがき
 ペンタマイシンは,梅沢等によつて東京都田端の庭園土壌から新たに分離された放線菌strepto—myces pentaticusの培養により,その菌体中から得られたポリエン抗生物質の一種である。梅沢等は試験管内におけるペンタマイシンが広汎な抗カビ,抗酵母作用を有することを報告したが,続いて臨床的にも,トリコモナス腟炎,腟カンヂダ症に対し腟錠としてペンタマイシンが使用され既に若干の臨床経験が発表されている。ペンタマイシン腟錠(一錠)は,ペンタマイシン1mg,乳糖200mg,デキストリン50mg,酒石酸100mg,重曹100mgを含み,これらにコーンタームを加えて全量が1gとなるように作られている。
 私達は本腟錠をトリコモナス腟炎,腟カンヂダ症に使用し各々の効果を観察した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら