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婦人科 腟感染
Azalomycin F腟錠及び内服錠の腟Trichomonas腟炎に対する臨床成績
著者: 名越和美1 宮島貴1 石川久男1
所属機関: 1金沢大学医学部産婦人科教室
ページ範囲:P.534 - P.536
文献購入ページに移動腟Trichomonas腟炎は婦人科外来疾患中高率を占めるにもかかわらず,頑症で再発や再感染が多く,全治が困難であるために今日迄多数の新薬の登場をみているが,なお決定的なものがみられず,かえつて薬剤に対する耐性或いは菌交代現象の問題等も発生している。けれども抗生剤療法の著しい進歩から細菌性帯下は減少したが,帯下や掻痒の原因として膣TrichomonasやCandidaの占める位置が大きくなり,新たな抗Trichomonas製剤が期待されている現状にある。今度,私は新しい製剤としてAzalomycin F (三共株式会社)の提供を受け臨床使用の機会を得たので,その腟Trichomonas腟炎に対する臨床成績を報告する。
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