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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科16巻7号

1962年07月発行

文献概要

婦人科 腟感染

Azalomycin F腟錠及び内服錠の腟Trichomonas腟炎に対する臨床成績

著者: 名越和美1 宮島貴1 石川久男1

所属機関: 1金沢大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.534 - P.536

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はじめに
 腟Trichomonas腟炎は婦人科外来疾患中高率を占めるにもかかわらず,頑症で再発や再感染が多く,全治が困難であるために今日迄多数の新薬の登場をみているが,なお決定的なものがみられず,かえつて薬剤に対する耐性或いは菌交代現象の問題等も発生している。けれども抗生剤療法の著しい進歩から細菌性帯下は減少したが,帯下や掻痒の原因として膣TrichomonasやCandidaの占める位置が大きくなり,新たな抗Trichomonas製剤が期待されている現状にある。今度,私は新しい製剤としてAzalomycin F (三共株式会社)の提供を受け臨床使用の機会を得たので,その腟Trichomonas腟炎に対する臨床成績を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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