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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科16巻7号

1962年07月発行

文献概要

境界領域 癌

癌と内分泌—Ⅱ.多腺腺腫症について

著者: 渋沢喜守雄

所属機関:

ページ範囲:P.545 - P.558

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はしがき
 下垂体,上皮小体および膵ラ島などに,同時に腫瘍の存する状態を,かりに多腺腺腫症(poly—glandular adenomatosis)とよんでみよう。つまりSyndrome hypophyséo-parathyroidien (Perlman 1942),parathyropituitary syndrome (Perlman 1944),Hypophyseoparathyreotische Syndrome (Rutishauser 1945),multiple en—docrine adenomas (Underdahl 1953),adeno—matosis of endocrine glands (Schlaeger 1960),pluriglandular syndrome (Berdjis 1960),Pluriglandular adenomatosis (Marshal 1954),Syndrome hypophyseo-insulaire (Rutishauser 1943)などとよばれた疾患に一致するものである。その呼称のように,下垂体と上皮小体,あるいは,下垂体とラ島とに同時に腫瘍を発見することが多かった。腫瘍はふつう腺腫である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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