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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科16巻8号

1962年08月発行

婦人科 麻酔

綜説

産婦人科領域におけるHexylcaineの使用経験

著者: 有馬政雄1 吉川健一郎1

所属機関: 1順天堂大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.609 - P.613

文献概要

 全身麻酔をはじめ各種の麻酔は最近長足の進歩を遂げ,その麻酔法並びに使用薬剤の相次ぐ出現には目をみはるものがある。全身麻酔の著しい進歩にもかかわらず,腰椎麻酔および局所麻酔を軽視し得ないことは勿論であるが,特に産婦人科領域においては手術部位が主として下腹部であること,更に妊娠が併存している時には児に対する予後も考慮に入れなければならぬなどの諸点から,腰椎麻酔は吾が領域に適した麻酔法というべきであつて,同法に適するよりよき麻酔剤の出現は大いに待望するところである。
 今回われわれはhexylcaine (osmocain……持田製薬提供)を産婦人科方面の麻酔に使用する機会を得たのでその成績を発表する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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