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産科 奇形 グラフ
胎表造影で診断された兎唇合併の半頭男児
著者: 日本赤十字社本部産院
所属機関:
ページ範囲:P.655 - P.656
文献購入ページに移動 症例 山○照○,25才,経妊初産婦。
最終月経,昭和35年8月23日。妊娠中異常経過なく,昭和36年2月21日児頭の位置不明。同年3月22日に至るも児頭を外診及び内診時に確と触知せず。レ線単純撮影を行ない無脳児が判明(第1図)。同月23日羊水60ccを除去し,モリオドール20ccを子宮腔内に注入。9時間30分後胎表造影を行ない,半頭児,兎唇合併男児であることを確認(第2,3図)。人工中絶を行ない同月28日午前9時34分,1288gの男児娩出(第4,5図)。児は13時間46分生存した(第6図)。
最終月経,昭和35年8月23日。妊娠中異常経過なく,昭和36年2月21日児頭の位置不明。同年3月22日に至るも児頭を外診及び内診時に確と触知せず。レ線単純撮影を行ない無脳児が判明(第1図)。同月23日羊水60ccを除去し,モリオドール20ccを子宮腔内に注入。9時間30分後胎表造影を行ない,半頭児,兎唇合併男児であることを確認(第2,3図)。人工中絶を行ない同月28日午前9時34分,1288gの男児娩出(第4,5図)。児は13時間46分生存した(第6図)。
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