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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科16巻9号

1962年09月発行

産科 子宮収縮剤・1

口的子宮収縮止血剤(Methergin錠)投与による産褥子宮に対する効果について

著者: 青木大吉1 岩田嘉行1 秋元浩1

所属機関: 1東京都立台東産院

ページ範囲:P.677 - P.679

文献概要

 産科領域において出血の防止は重要な問題である事はいう迄もなく,従って子宮収縮剤の使用は極めて重要な意義を持つている。従来,その代表的な薬剤として麦角剤,脳下垂体後葉製剤,硫酸スパルテン等が挙げられている。前回吾々は内服剤パルタン錠による産褥子宮に対する使用経験を報告したが,今回サンド薬品株式会社より発売せられているエルゴメトリンのメチル誘導体である麦角アルカロイドリゼルギン酸から部分合成法により製造されたMethergin錠の使用機会を得,産褥経過の重要な指針である子宮収縮の状態,悪露性状の臨床的観察を行ない,認む可き成績を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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