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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科17巻1号

1963年01月発行

所感 DISCUSSION

「アンケート・腟部糜爛の治療法について」(16巻10・11号所載)を評す

著者: 赤須文男1

所属機関: 1金沢大学産婦人科

ページ範囲:P.9 - P.10

文献概要

 本誌第16巻第10,11号に2回にわたつて連載されたアンケート・腟部糜爛の治療法について総括して述べるようにと編集者から命ぜられたので以下,私見を加えて大要を記述することとする。
 腟部びらん(糜爛)という言葉は古くから用いられたものであり,治療法も千差万別で,医学の進歩とともに多少変つてはきたけれども,エストリオール療法が唯一の新知見の下にたてられた薬剤療法であつて,その他は,薬物自体の進歩によつて,使用薬剤が変つてきたというにすぎず,ただ,癌に対する関心や注意の喚起が強調されてきている点などが,昔と異つた所といえばいえないこともない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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