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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科17巻1号

1963年01月発行

文献概要

連載 MY THERAPY in series・6

頸癌治療後の晩発尿路障害

著者: 遠藤幸三1

所属機関: 1国立金沢病院

ページ範囲:P.38 - P.38

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 頚癌の手術,放射線治療のあとは長期間にわたつて尿路の状態を観察する必要がある。手術直後の尿路障害には,われわれの関心は大きく,在院中は排尿障害や尿路感染の治療に努力する。これらが軽快して退院の運びとなるが,その後も排尿困難は持続するもので,人によつては尿路感染もくり返す。これを軽視して対症的な治療にまかせておくと,何年かの間に腎実質の破壊が進行して患者の生命を危くすることが稀ではない。
 そこで退院に当つて,全患者について静脈性腎盂撮影をとつて異常の有無を検し,また将来の撮影所見と対比するために保存しておくことにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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