icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科17巻1号

1963年01月発行

臨床と薬剤 貧血・1

妊娠時における貧血(1)—生理的限界値について

著者: 藤森博1 藤原敏雄1

所属機関: 1国立岡山病院産婦人科

ページ範囲:P.71 - P.77

文献概要

緒論
 妊娠時に認められた貧血が母体ならびに胎児にいかなる影響を及ぼすかについては,全く影響なしとする者,影響ありとする者など未だ意見の一致をみない現状である。妊娠時には非妊娠時に比し妊婦の鉄需要が増大し,鉄分を十分補給しなければならぬことはもちろんであるが,しかし積極的な治療を必要とする限界値を決定することは甚だ重要ではあるが極めて困難な問題である。
 われわれは妊娠時に認められた貧血が妊娠,分娩,産褥において母体並びに胎児にいかなる影響を及ぼすかについて調査し,妊娠時における貧血のいわゆる生理的限界値を決定しようと試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら