文献詳細
薬剤・2
文献概要
はじめに
産褥において,乳房を冒す最も普通の障害は,乳房欝滞である。これは,乳汁分泌が開始して2〜3日してからおこり,乳房は腫脹し,疼痛を生じ,熱感を感じ,乳房が非常に強く緊満するために乳汁分泌が障害され,さらに進むと腋窩腺も腫脹し,疼痛を伴なうために上肢の側方挙上は不能となる。
この治療としては従来,氷あんぽう,水分制限,マッサージ,塩類下剤の投与,ホルモン剤の投与等が有効とされていたが,何れも満足すべき効果がえられなかつた。
産褥において,乳房を冒す最も普通の障害は,乳房欝滞である。これは,乳汁分泌が開始して2〜3日してからおこり,乳房は腫脹し,疼痛を生じ,熱感を感じ,乳房が非常に強く緊満するために乳汁分泌が障害され,さらに進むと腋窩腺も腫脹し,疼痛を伴なうために上肢の側方挙上は不能となる。
この治療としては従来,氷あんぽう,水分制限,マッサージ,塩類下剤の投与,ホルモン剤の投与等が有効とされていたが,何れも満足すべき効果がえられなかつた。
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