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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科17巻12号

1963年12月発行

研究 Clinical Research

Hela細胞およびHL細胞の増殖に及ぼすステロイドホルモンの影響

著者: 小川玄一1 神戸章仁1

所属機関: 1北海道大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.931 - P.936

文献概要

Ⅰ.いとぐち
 Testosterone,progesteroneおよびその誘導体がcarcinostaticaとして,実験腫瘍学および臨床に用いられた歴史は古く,おびただしい数の文献がある。
 しかし,在来のすべての抗癌剤と同様,これらホルモンのみの投与によつて,悪性腫瘍を全治せしめたという報告は,ごく稀れである。また,その作用機転として,estrogen分泌に対するtes—tosteroneの拮抗作用1),gonadotropin分泌に対する抑制作用2),副腎皮質機能抑制作用3)4)など諸説があるが,いずれもそれぞれの見解の域を出ない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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