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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科17巻2号

1963年02月発行

文献概要

臨床と薬剤 奇形・1

Klippel-Feil病の1例

著者: 今野忠1 山内隆1 麦倉義司2

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科教室 2仙台公済病院

ページ範囲:P.153 - P.154

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はじめに
 Klippel-Feil病は先天性頸椎奇形を主要変化とする稀有な疾患であり,解剖学的には古くから多くの報告があつたが,臨床的,レ線学的および病理学的にはKlippelおよびFeilが1912年に初めて詳細な報告を行なつた。
 本症の特徴は解剖学的には,1)頸椎の圧縮および癒合,2)頚椎披裂,3)胸廓上昇による頚胸廓の発現であり,臨床的には,1)頚の短かいこと,2)後頭部髪縁の低下,3)頭部運動制限等であるが,現在かかる症候を有するものがKli—ppel-Feil病,或は症候群として報告されるようになつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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