文献詳細
文献概要
臨床と薬剤 薬剤・4
Sulfamethomidine注射液の臨床的検討
著者: 青河寛次1 松下光延1 横田耕三1 松吉吉三郎1 石原貞尚1
所属機関: 1京都府立医科大学産婦人科学教室
ページ範囲:P.180 - P.183
文献購入ページに移動Sulfa剤はふつう経口投与によるのが原則である。しかしながら,Sulfa剤も,1)急速な血中濃度の上昇を望むとき,2)経口投与が不可能かまたは経皮投与のほうが便利なとき,3)幼小児の場合,などに対しては,その注射液を使用する必要があるのはいうまでもない。
そして,従来の高級Sulfa剤注射液は,体内よりの排泄が急速であるので,その実用価値に乏しいうらみがあつたが,持続性製剤の出現によりはじめてSulfa剤注射療法の理論的根拠ならびに臨床効果が認められ,この点についてはすでに徳田・青河らも明らかにした通りである。
掲載誌情報