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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科17巻2号

1963年02月発行

文献概要

臨床と薬剤 薬剤・4

Sulfamethomidine注射液の臨床的検討

著者: 青河寛次1 松下光延1 横田耕三1 松吉吉三郎1 石原貞尚1

所属機関: 1京都府立医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.180 - P.183

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いとぐち
 Sulfa剤はふつう経口投与によるのが原則である。しかしながら,Sulfa剤も,1)急速な血中濃度の上昇を望むとき,2)経口投与が不可能かまたは経皮投与のほうが便利なとき,3)幼小児の場合,などに対しては,その注射液を使用する必要があるのはいうまでもない。
 そして,従来の高級Sulfa剤注射液は,体内よりの排泄が急速であるので,その実用価値に乏しいうらみがあつたが,持続性製剤の出現によりはじめてSulfa剤注射療法の理論的根拠ならびに臨床効果が認められ,この点についてはすでに徳田・青河らも明らかにした通りである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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