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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科17巻3号

1963年03月発行

研究

妊娠浮腫における水配分状態および妊娠時浮腫発生因子について

著者: 岡田祥1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院分院産婦人科

ページ範囲:P.203 - P.209

文献概要

はじめに
 生体における水の生理的意義は大きく,新陳代謝の媒体をなすもので,測定法の進歩とともに,わが産婦人科領域でも,水電解質代謝の研究は著しい進歩をとげた。
 妊娠という現象は婦人身体に著しい変化をもたらすもので,妊娠時の水代謝は他領域に較べ特異的である。すなわち,妊婦では,1)浮腫を生じ易く,分娩を転機として速かに消失する。2)胎児および羊水生成。3)体重増加。4)妊娠後期に時々みられる尿量の減少などから,体水分貯溜が考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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