icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科17巻3号

1963年03月発行

性周期・2

E.P.ホルモンデポーによる性周期の人為的調節(移動)について

著者: 奥山通雄1

所属機関: 1大阪鉄道病院産婦人科

ページ範囲:P.233 - P.235

文献概要

はじめに
 性周期の移動を希望する女性は年々増加の傾向にあるように思われる。楽しい旅行やスポーツに,あるいは一生一代の晴れの結婚式にのぞむ女性にとつては,これは切実な要求であり,何とかしたいというのも無理のない話である。
 E.P.ホルモン錠,新E.P.ホルモン錠などの内服ホルモン剤を用いて性周期の移動をはかつた成績についてはすでに発表したが1),2),今回帝国臓器より,さらにE.P.ホルモンデポーの提供をうけ,注射による月経周期の移動,特に予定月経の延長効果について検討する機会を得,内服剤では効果の期待うすであつた予定日の前日においても比較的優れた成績(延長効果)が得られたので,ここにその成績の大略を簡単に紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら