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癌治療
放射線療法に併用せるマーフィリン(MH)の臨床治験—特に血液像を中心として
著者: 村瀬靖1 宇田川敏二1
所属機関: 1千葉大学産婦人科教室
ページ範囲:P.253 - P.256
文献購入ページに移動緒言
癌治療法として外科的療法,放射線療法,化学療法の3療法があり,前2者が現在では根治療法とされている。しかし癌の解明が進むにつれて化学療法がそれに取つて代る時代が来るかもしれぬ。放射線療法中,幾多の副作用があらわれ,とくに血液の白血球減少を来たし,その改善に苦しむのはそれを担当する者の大きな悩みである。制癌剤使用において癌組織の肉眼的,組織学的検討が重要であるが,今回,われわれは放射線療法を行なつている子宮癌患者にマーフィリンを使用し,その放射線副作用におよぼす影響をとくに血液像を中心として臨床面よりとりあげ検討したので,その成績を報告する。
癌治療法として外科的療法,放射線療法,化学療法の3療法があり,前2者が現在では根治療法とされている。しかし癌の解明が進むにつれて化学療法がそれに取つて代る時代が来るかもしれぬ。放射線療法中,幾多の副作用があらわれ,とくに血液の白血球減少を来たし,その改善に苦しむのはそれを担当する者の大きな悩みである。制癌剤使用において癌組織の肉眼的,組織学的検討が重要であるが,今回,われわれは放射線療法を行なつている子宮癌患者にマーフィリンを使用し,その放射線副作用におよぼす影響をとくに血液像を中心として臨床面よりとりあげ検討したので,その成績を報告する。
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