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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科17巻3号

1963年03月発行

文献概要

癌治療

放射線療法に併用せるマーフィリン(MH)の臨床治験—特に血液像を中心として

著者: 村瀬靖1 宇田川敏二1

所属機関: 1千葉大学産婦人科教室

ページ範囲:P.253 - P.256

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緒言
 癌治療法として外科的療法,放射線療法,化学療法の3療法があり,前2者が現在では根治療法とされている。しかし癌の解明が進むにつれて化学療法がそれに取つて代る時代が来るかもしれぬ。放射線療法中,幾多の副作用があらわれ,とくに血液の白血球減少を来たし,その改善に苦しむのはそれを担当する者の大きな悩みである。制癌剤使用において癌組織の肉眼的,組織学的検討が重要であるが,今回,われわれは放射線療法を行なつている子宮癌患者にマーフィリンを使用し,その放射線副作用におよぼす影響をとくに血液像を中心として臨床面よりとりあげ検討したので,その成績を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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