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所感 APPEAL
九嶋教授の提言(17巻1号所載)におもうこと二,三—精神身体医学を日々の診療に
著者: 諏訪望1
所属機関: 1北海道大学神経精神科
ページ範囲:P.273 - P.274
文献購入ページに移動 「精神身体医学的報告を期待する」という九嶋教授の提言(本誌第17巻第1号)にたいして,精神医学の観点から一言のべるようにという御指示である。九嶋教授は,改めていうまでもなく,わが国の精神身体医学において指導的な立場にある方で,長年の経験にもとづいての発言は非常に示唆に富んでいる。
九嶋教授は,医学の領野における精神身体医学的アプローチの必要性を強調しておられるのであるが,この点については誰も異論を唱えるものはないであろう。しかし全般的にみると,わが国ではまだ精神身体医学にたいする誤解が完全には解消されていないし,また精神身体医学をいかに実践したらよいかという具体的な問題にぶつかって,全く当惑しているというのが現状ではなかろうか。
九嶋教授は,医学の領野における精神身体医学的アプローチの必要性を強調しておられるのであるが,この点については誰も異論を唱えるものはないであろう。しかし全般的にみると,わが国ではまだ精神身体医学にたいする誤解が完全には解消されていないし,また精神身体医学をいかに実践したらよいかという具体的な問題にぶつかって,全く当惑しているというのが現状ではなかろうか。
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