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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科17巻4号

1963年04月発行

文献概要

腟炎・2

トリコモナス腟炎に対するフラジール内服療法および内服局所併用療法

著者: 松本道雄1 豊田明1

所属機関: 1九州大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.343 - P.346

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はじめに
 われわれは先にフラジール腟坐薬によりトリコモナス腟炎の治療を行ない,一次治癒率100%,再発率21.6%の好成績を得たが,本剤は動物実験により内服によつてもかなりの血中濃度が保たれ,副作用も少ないことが知られている。外国の文献でも内服単独療法で相当の治癒率が得られており,われわれも前回腟錠による再発例,難治例の一部に内服を併用して好結果を認めた。
 今回はまた塩野義製薬より1錠中250mgの有効成分を含有するフラジール内服薬および腟錠の提供を受け,トリコモナス腟炎に対して内服単独療法および患者の内服,腟内挿入と配偶者の内服の併用療法を行ない両者の成績を比較検討したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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