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綜説 子宮頸癌・1
子宮頸癌の臨床
著者: 御園生雄三1 佐藤東正1
所属機関: 1千葉大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.377 - P.384
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本邦における子宮頚癌は全子宮癌の95%以上を占め(第1表)女性性器癌の第1位に挙げられる最も頚度の高い悪性腫瘍であることは衆知の事実である。
本疾患が他臓器の癌にくらべ比較的診断が容易であり,かつ近時,診断法,治療法の改善進歩がなされながら,なおかつ所謂"手おくれの頚癌"が相当数見られることは,婦人に対する癌の啓蒙運動の必要性は勿論のことであるが,それが診断治療に当る婦人科医は申すまでもなく,一般医家においても本疾患の実態を知悉することは極めて大切なことである。
本邦における子宮頚癌は全子宮癌の95%以上を占め(第1表)女性性器癌の第1位に挙げられる最も頚度の高い悪性腫瘍であることは衆知の事実である。
本疾患が他臓器の癌にくらべ比較的診断が容易であり,かつ近時,診断法,治療法の改善進歩がなされながら,なおかつ所謂"手おくれの頚癌"が相当数見られることは,婦人に対する癌の啓蒙運動の必要性は勿論のことであるが,それが診断治療に当る婦人科医は申すまでもなく,一般医家においても本疾患の実態を知悉することは極めて大切なことである。
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