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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科17巻5号

1963年05月発行

文献概要

臨床 妊娠中毒・2

後期妊娠中毒症の治療劑として使用したSaltronの臨床成績

著者: 上野雅清1 磯晴男1

所属機関: 1順天堂大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.427 - P.432

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緒言
 後期妊娠中毒症の治療薬剤として,今日ではAcetazolamideに変り,Benzothiadiazine系薬剤が広く使用されている。これはBenzothiadia—zine系薬剤がAcetazolamideと異なり,Aci—dosisを起すことがなく,且つ,Kの排泄もそれほど著明でないことなどによつている。
 Benzothiadiazine系薬剤は周知の如く,Chlo—rothiazideに端を発し,すでに数種のものが臨床上使用されている。この一連のもののほか,構造を異にするChlorthalidoneなども現われて,それぞれその長所を競つているが,今回は我々も,Benzothiadiazine系薬剤の基本骨格であるBe—nzenedisulfonamideの誘導体であるSaltron(第一製薬)を使用し,2・3の臨床治験を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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