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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科17巻6号

1963年06月発行

提言 PROPOSAL

「アンケート・子宮後屈症の取扱いについて」に対する一末端開業医の意見

著者: 本仙一郎

ページ範囲:P.456 - P.457

文献概要

 本誌17巻2号「子官後屈について」各大学教授,助教授,講師諸先生その他わが国の代表的著名病院の婦人科の御権威からの貴重なアンケートを拝読して非常に参考となりました。
 ①から⑥の項目中⑤の移動性子宮後屈に開腹手術することがあるか?について17人の答があり大別すると開腹手術しないが3,必要に応じて開腹するが13,殆ど全部に行なうが1というのには私として意外であり中には子宮後屈は生理的なものと極言せられる先生もあるのは驚きでありました。私は此処で子宮後屈は疾病であるや否やを論争するつもりではありません。私は子宮後屈が移動性であつてもこれが円靱帯短縮術を行なつた場合今迄知られてなかつた過誤の2,3について報告して皆様の御参考としたいのです。私は数年来開腹手術の際全例について円靱帯の骨盤内走行を観察しておりますがこの走行は非常に個人差の多いものでその異常と認められるものに次の3つがあります。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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