文献詳細
臨床 新生児・2
文献概要
緒言
新生児消化管のレ線像については,多くの報告があるが,その見解は研究者によつてまちまちで,新生児消化管研究の困難性を示し,未だ統一された見解のないのが現状である。とくに分娩直後の胃について検索を行なつているものは極めて少ない。しかしその中でも,分娩直後の新生児胃内に空気が存在するということは,すでに1886年Breslau1)により発見されている。そこで私はこの気泡陰影および造影剤による陰影のレ線学的検索を行ない,その時間的変化について,2,3の知見を得たので報告する。
新生児消化管のレ線像については,多くの報告があるが,その見解は研究者によつてまちまちで,新生児消化管研究の困難性を示し,未だ統一された見解のないのが現状である。とくに分娩直後の胃について検索を行なつているものは極めて少ない。しかしその中でも,分娩直後の新生児胃内に空気が存在するということは,すでに1886年Breslau1)により発見されている。そこで私はこの気泡陰影および造影剤による陰影のレ線学的検索を行ない,その時間的変化について,2,3の知見を得たので報告する。
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