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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科17巻7号

1963年07月発行

文献概要

研究 Clinical Research

性腺外estrogenに関する研究

著者: 林要1 小野三郎1

所属機関: 1神戸医大産婦人科教室

ページ範囲:P.577 - P.586

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はじめに
 性腺外estrogenの重要性が臨床内分泌学的な立場から認識されるようになつたのは,われわれ婦人科医にとつて皮肉なことには,むしろ外科的領域においてであり,Huggins,Bergenstal (1951)1)の末期乳癌における副腎外科の輝かしい治療報告以後のことである。
 婦人科領域においても,この方面の研究は更年期症状の発症の問題,閉経後卵巣の内分泌機能の動態をしる上に有力な手掛りをあたえるものであり,魅力ある分野の一つであつたが,対象として取り扱った疾病に対する臨床家としての切実性の軽重がこのような結果をもたらしたと考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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