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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科17巻7号

1963年07月発行

研究 Clinical Research

基礎体温の諸問題(特に未婚婦人)

著者: 臼井哲郎1

所属機関: 1横浜市立大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.587 - P.593

文献概要

緒言
 婦人におこる種々の生理的現象は,その月経とともに周期的な波を画き,かっ体温もこれに伴なつて変動することは古くはBorden,Fiedlerが月経時に体温が変動することに気づき,Jurbanらは結核患者にのみみられる現象であるともいい,Vande Velde,spielmann,Hovelacque,Flaska—mp,Rubenstein,Zuckらは,その体温が排卵ならびにその後の黄体機能に関係するらしいと発表し,Jacoby,藤井,武田,篠田らも性周期に伴なうまつたく生理的な現象であると発表している。
 ことに体温上昇の直前がいわゆる荻野説による排卵期と一致するなど,その変動を排卵期あるいは黄体期と関係づけている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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