icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科17巻7号

1963年07月発行

研究 Clinical Research

月経開始時刻・陣痛発来時刻ならびに娩出時刻の相関

著者: 小川玄一1 木村利夫1

所属機関: 1北海道大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.595 - P.597

文献概要

まえがき
 月経は卵の未受精にもとづく黄体機能の衰徴,いいかえれば卵巣ホルモンの消褪過程の結果として惹起されるといわれているが,また古来より,月経は受胎せざる卵の流産であるといわれている。また分娩は生理的な妊娠中絶であるともいわれている。このような表現はともに婦人生理の真実の姿を表わしているように思われる。このことは分娩は月経の拡張概念として考えられ,両者の間に何らかの相関性が推察される。
 この立場から,われわれは陣痛発来時刻,娩出時刻ならびに月経開始時刻のそれぞれの相関性について,主として分布曲線の相似性について検索を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら