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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科17巻8号

1963年08月発行

研究 Clinical Research

妊娠時の子宮腟部びらん

著者: 石津俊一1

所属機関: 1長崎大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.619 - P.633

文献概要

 妊娠中子宮腟部びらんは多いといわれるが,腟部びらんの発生論についてもいろいろ論議されており,腟部びらんと発癌の関係も古くから研究されてきた。一方妊娠中子宮頸部は臨床的にも変化がみられるが,その組織学的変化についても多くの発表があり,一般に妊娠時には頸部上皮の増殖性変化がおこり,さらに上皮内癌または上皮内癌類似の上皮異常が出現するともいわれている。
 この研究は臨床統計,コルポスコピーならびに病理組織学的検索を用いて妊娠時の腟部びらんの性格を捉え,さらに頸部組織の妊娠時変化を明らかにするために行なつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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