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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科18巻1号

1964年01月発行

薬剤 Resiburfogenin

産科領域におけるResibufogeninの投与成績

著者: 助川幡夫1 吉岡和之1 滝沢明祐1 小嶋貞道1 静谷晴夫1 秋本宏1 川島公明1 日野侃1 平川浩一2 田中勝之助2

所属機関: 1賛育会病院産婦人科 2東京医科歯科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.73 - P.77

文献概要

I.緒言
 Resibufogeninは蟾酥(センソ)から分離されたSteroid, Bufogeninの一種で第1図のごとき構造式を有する物質で,Digitalis等の植物性強心剤と類似しているが,C17の位置に不飽和6員環Lactoneを有すること,C14とC15の間にEpo—xyde結合あり,C3位置にOH基を有している点が他の強心配糖体と異なっている。
 最近本物質の有する呼吸,血圧および心臓に対する薬理作用が注目され,ことに呼吸中枢興奮作用については,非常に強力であることが実験的に証明せられ1)2)3),また臨床領域においても,内科領域4)5)6)7),麻酔領域8)で呼吸興奮作用,昇圧作用,心臓に対する作用についてすでに報告され,新しい強力な呼吸興奮強心剤として脚光を浴びるにいたつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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