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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科18巻10号

1964年10月発行

文献概要

QUESTIONNAIRES・26 アンケート総評

「受胎調節について(第17巻12号〜第18巻1,2号所載)」

著者: 藤井吉助1

所属機関: 1昭和医大

ページ範囲:P.789 - P.790

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①「受胎調節指導をしているか。妻側からだけ行なうか。何故か。」
 産婦人科診療を担当しているところで,受胎調節指導をしていないところはないようである。本誌の行なつた受胎調節についてのアンケートを読んでみてもこれは明かである。ただその指導の状態が積極的か,消極的かの違いがあるだけである。
 積極的に受胎調節指導の必要を認めてはいるが,実際には消極的指導が多いようででる。特別な指導制度を設け,特別の係員を定め,特定の指導時日,指導室を設けて積極的に活動しているところは少ないようである。進んで指導する必要を認め,またその意欲はあるのであるが,必要員,設備,時間,経費などの不足から十分な指導が実施されていないようであり遺憾である。したがつて実際には患者から求めがある場合とか,外部からの依頼でやるとか,分娩後産褥指導の一環としてやるとか,診療上適応があればとかなど条件付き指導である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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