文献詳細
PROPOSAL
文献概要
最近産婦人科領域でも医用電子機器の有用性がしだいに認識され,この研究や実際面における応用が盛んになりつつあることは喜ばしい。しかし電気を使う装置であるだけに,医療過誤の問題が厳しく注目されるようになつた今日では,その安全対策は一層慎重に考慮されなければならない。去る7月11日,昭和39年産婦人科ME研究会でこの問題がとりあげられ,私見を述べる機会をえたが,すべての関係者が深い関心をもっていただきたいという見地から再び筆をとるしだいである。
安全対策を樹立するためには電子機器自体の安全管理と使用上の安全管理に分けて考える必要がある。電子器自体としては1)電気的安全,2)機械的安全,3)爆発性ガスを使う可能性のある手術室用機器であるか否かのごとき使用環境条件の3つが関係する。使用上の安全管理は使用者側の責任者として医師は特に深い関心をもつ心要がある。安全に使用するためには1)医学的適応をよく選ぶこと2)正しい使用法の励行3)機器の衛生的管理4)計画的な機器の保守と更新5)万一に備えた救急処置の日常訓練などが重要である
安全対策を樹立するためには電子機器自体の安全管理と使用上の安全管理に分けて考える必要がある。電子器自体としては1)電気的安全,2)機械的安全,3)爆発性ガスを使う可能性のある手術室用機器であるか否かのごとき使用環境条件の3つが関係する。使用上の安全管理は使用者側の責任者として医師は特に深い関心をもつ心要がある。安全に使用するためには1)医学的適応をよく選ぶこと2)正しい使用法の励行3)機器の衛生的管理4)計画的な機器の保守と更新5)万一に備えた救急処置の日常訓練などが重要である
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