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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科18巻11号

1964年11月発行

学会展望

産婦人科領域におけるメデイカルエレクトロニクスの今後—昭和39年(第3回)産婦人科ME研究会より

著者: 寿田鳳輔1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.850 - P.853

文献概要

 最近,MEという語が聞かれるようになつたが,MEとは,メディカル・エレクトロニクス,(Medical Electronics:ME,医学(医用)エレクトロニクス)の略称である。また,メディカル・エンジニャリング(Medical Engineering:ME,医用工学)の略とも解されている。一般的には,人体を含めた生体を対象としているので,MedicalElectronicsは, Bio-medical Electronicsとも呼ばれ,Biological Engineering (生体工学)あるいはBio-medical Engineering の中でも最も有効な手法として,活溌な動きをみせている。しかし,エレクトロニクスとかエンジニャリングという語は,現代生活ではあまりに一般的であつて,その生活の中にとけこんでいるために,かえつてその内容については不明瞭となつている。それは,エレクトロニクスが近代科学のあらゆる分野に欠くことのできない技術となつてきており,それが,各近代科学の根底に広い範囲にわたつて応用され滲透しており,その恩恵を受けない現代科学や現代社会生活はありえないような状況になつているからである。したがつて,現存するあるいはこれから企図されるいろいろの装置や機器はまずその産物であると考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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