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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科18巻12号

1964年12月発行

PROPOSAL

「リンパ造影法の知識」連載を終つて—その臨床応用にあたつての批判と実際

著者: 鈴木雅洲1

所属機関: 1新潟大学

ページ範囲:P.920 - P.922

文献概要

 過去6回にわたつて,連載講座「リンパ造影法の知識」を執筆したが,この領域は客科に股がるので極めて広汎であるため,内容を婦人科学に関係ある部門に限局し,さらに,詳細な記述は別の機会に譲り,入門に必要な骨組みだけについて記載した。目下,リンパ造影法は,世界各国で各科領域で活発に研究されつつある。したがつて,次々と新しい知見が発表され,さらに,本問題に関する批判もまちまちである。リンパ造影に対する各国の研究者の意見をアンケート調査したKoehler et al.(1964)の報告が発表されているので,これをもととして,リンパ造影を実際に行なつている人々は本法を如何に考えているか,ということについて記載する。Koehler et al.の調査は,米国・英国・フランス・スエーデンにおけるリンパ造影法経験者について行なわれた。解答のうちから,25例以上のリンパ造影法を行なつている医師29名のもののみを採用して集計しているが,総患者数は4,260名である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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