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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科18巻12号

1964年12月発行

MY THERAPY in series・28

会陰裂傷の埋没縫合

著者: 矢内原啓太郎

ページ範囲:P.948 - P.949

文献概要

1)序:会陰裂傷の縫合は技術の末葉のことではあるが患者には抜糸の恐怖がなく医師にはその手数を省き且つ治癒後殆どその痕跡を認めない埋没縫合を紹介したい。
 2)埋没基礎縫合:基礎になる粘膜と筋層の縫合がうまく行われてなければならない。1°の裂傷でも膣粘膜に1-2本の腸線結紮縫合が必要である。2°の筋層縫合には皮下脂肪と共に結紮するのがよい,筋層だけを結紮したのでは組織がきれてしまう。3°では敢て全麻または腰麻するまでもないが充分麻酔をきかせて筋を弛緩させ無痛にしてから直腸粘膜と筋層をクローム腸線(0—1号)で結紮縫合しその上に筋層縫合をして後皮膚埋沒縫合に移らなければならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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