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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科18巻2号

1964年02月発行

文献概要

特集 新生児の研究と臨床--第1回新生児研究会シンポジウム 分娩障害後遺症

分娩障害にもとづく中枢神経系後遺症

著者: 有馬正高1

所属機関: 1東京大学医学部小児科学教室

ページ範囲:P.103 - P.106

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緒言
 分娩障害にもとづく中枢神経系後遺症の実態を把握するためには,1)他の種4の原因にもとづく脳障害を除外すること,2)出生時の分娩経過や新生児の状態を正しく確認すること,の2つの条件を満足することが必要である。1)の条件を満足するためには,詳細な臨床的ならびに病理学的検索が要求され,2)の条件はprospectiveな観察または分娩当時の正確な記録を参照にすることが要求される。
 本稿は主として他の原因による脳障害の除外,分娩障害による脳傷害の発症機序,retrospectiveに観察した場合に推定される脳障害の原因中分娩障害の占める頻度,などの点につき述べさせていただく。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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