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PROPOSAL
病理検査に対する希望二・三
著者: 福田純也1
所属機関: 1慶応義塾大学病理学教室
ページ範囲:P.176 - P.177
文献購入ページに移動 産婦人科領域における病理検査には1)手術材料の組織診,2)試験切除材料の組織診,3)塗抹細胞診がある。これらの諸検査の過程は,症候の確認—局所の充分な肉眼的観察—材料の採取(切り出し,および塗抹を含む)—固定—包埋—薄切—染色—封入—鏡検(診断)であり,固定迄を臨床の先生方が,切り出しと包埋以降を病理関係者が担当することになる。従つて,病用検査が正しく行われるのには,一つには上記諸過程がどの程度適切に行われたかが問題となるし,他方では,臨床と病理の連絡がどれほど密接であつたかが重要である。
本稿では,これらの問題について,あまり形式ばらず,実際の検査に役だちそうなことを思いつくままに記載してみよう。
本稿では,これらの問題について,あまり形式ばらず,実際の検査に役だちそうなことを思いつくままに記載してみよう。
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