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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科18巻3号

1964年03月発行

文献概要

泌尿器周辺の疾患 薬剤 外陰炎

外陰炎・外陰瘙痒症に対するエキザルベの使用経験

著者: 奥田宜弘1 金田尚武1

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.211 - P.212

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はしがき
 エキザルベは,いままで発表された皮膚疾患治療剤と異なり,化学療法剤,抗生物質に耐性をもつ葡萄状球菌,連鎖状球菌,緑膿菌,大腸菌の代謝産物,ならびに菌より抽出せる安定した微少物質を主剤とし,これに0.25%のハイドロコーチゾンを加えた軟膏で,その作用は,細菌耐性の有無にかかわらず病原菌の増殖を阻止し,ステロイドホルモン軟膏の使用時にみられる,二次感染に対する局所抵抗力の減弱がみられないという特色をもつている。
 皮膚科領域では,すでに各種皮膚疾患,特に感染性疾患に対する効果が認められており,報告も多い1)が,今回われわれは,本剤を婦人科領域の外陰炎,外陰瘙痒症に使用し,いささか知見を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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