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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科18巻6号

1964年06月発行

症例 子宮奇形

中隔子宮・中隔腟から全足位で娩出した1例

著者: 笠原仁一1

所属機関: 1福島県立医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.457 - P.459

文献概要

I.緒言
 現在まで子宮奇形と妊娠分娩の合併については,多くの発表がなされてきているが,中隔子宮,中隔腟の分娩に関する症例報告は少いようである。そこで,妊娠10ヵ月の中隔子宮,中隔腟を有する初妊婦において,分娩時胎児の両足が腟中隔を騎状に跨いだ全足位の状態にあり,腟中隔を切断して生児を娩出せしめた興味ある1例を経験したのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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