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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科18巻6号

1964年06月発行

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欧術語の誤綴

ページ範囲:P.459 - P.459

文献概要

 hand writingの欧文は誤植の最大因だといつかの埋草にも書いて,筆者の猛省をうながしたが,急にタイプで打つ訳にもいかぬかして,その改善の徴もみえない。故に,自分で校正するからいいさと仰言つても,これからはよほどでないと編集室校正ですませる時代にならぬとも限らない。せめて,楷書(?)で願いたい。
 それより,専門家の書かれる欧文字の誤綴にも恐縮することが多いのだが,これなど,どうしたものか。"Shirodkar"の名を知らない産科医もあるまいが,Schirodkar, Shirodkerなどざらに来る。Schirodkerと書く方もある。この種の誤綴は罪も軽いが,泣かされることは他にもいろいろある。それが原稿どおりだからといつて,校正者はすました顔もできないし,間違いは間違いで責は編集室が負うのは当然である。当然だからこそ,割り切れない愚痴をこぼしこぼし辞典をくりつづける訳である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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