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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科18巻6号

1964年06月発行

MY THERAPY in series・22

陰部神経麻酔におけるコバツク針の応用

著者: 長内国臣12

所属機関: 1横浜警友病院 2慶応義塾大学

ページ範囲:P.485 - P.485

文献概要

1.陰部神経麻酔と無痛分娩
 無痛分娩を志す人が,はじめて行う方法が,この陰部神経麻酔である。陰部神経の根幹を麻酔して,腟管の下1/3を支配している領域の麻痺を得るためである。これにより,娩出時の会陰の痛みは消褪して,いわゆる無痛分娩ができる。
 この麻酔法は無痛分娩のうちでも,とくに安全なものとして推奨されているので,最も無難なものとして多くの人により行われている。ところが,効果の点が不定で,例えば90%きいたという人もいれば,50%という報告もある。これは,会陰の奥にある陰部神経幹に,うまく薬液が浸潤出来たか,どうかできまつてくる。そこで,いろいろテクニックが検討されてきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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