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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科18巻8号

1964年08月発行

文献概要

座談会

産婦人科と免疫学

著者: 鈴木鑑1 安藤畫一2 平井秀松3 長谷川敏雄4 西岡久寿弥5 藤井久四郎6 竹内正七7 小林隆8

所属機関: 1東大血清学 2慶応大 3東大生化学 4日赤中央病院 5東大伝研 6東京医歯大 7東大産婦人科 8東大

ページ範囲:P.584 - P.599

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 小林 免疫という現象は,生命を特徴づけている最もユニークな現象であると思います。医学全体の歩みを顧みても広い意味での免疫ということが主流ないしバックボーンとなつていることは,御承知の通りです。
 われわれの領域を振り返つてみてもそうで,例えば妊娠中毒症の成因も曽ては胎盤物質による抗原抗体反応的な説が盛んに唱えられました。また見事に臨床的な実を結んだ母児間のRh因子不適合の児が交換輸血で助かるようになつた理論の実際も実に大きなこの面での成果です。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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