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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科18巻8号

1964年08月発行

薬剤 排卵抑制

Norethynodrelの排卵抑制に関する検討

著者: 藤井久四郎1 橋口精範1 熊坂高弘1 須賀田邦彦1 田中暎雄1 中井暲典1 田中寿一1 岡吉弥1 高間高1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.649 - P.653

文献概要

はしがき
 estrogenをはじめ性steroid hormoneによつて排卵を抑制しうることは,すでに早くから実験的ならびに臨床的にみられていたが,これを応用して排卵を抑制し,かつ長期にわたつて反復しつづけうるかどうかということが,最近では注目されるようになり,いろいろのgestagen剤によつて特に研究がなされてきている。ことにPincusらによつて多数例の実験が報告されているが,わが国においても類似の研究がなされている。私どももすでにいろいろのGestagen剤の経口投与によつて排卵の抑制作用を検討しつつあり,その一つとしてENAVIDについても検討を加えているので,ここでは長期間投与例の成績についてのみ報告する。
 ENAVIDはNorethynodrel (17α—ethinyl17hydroxy−5(10)—estren−3—one)2.5mgとethinyl—estradiol 3—methylether 0.05mgを1錠中に含有する経口剤である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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