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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科18巻9号

1964年09月発行

文献概要

症例 子宮頸癌

子宮頸癌手術後に皮膚転移を来たした1例

著者: 渡辺保1 東岩井久1 多田和弘1

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.721 - P.723

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緒言
 最近のめざましい癌医学の進歩にかかわらず,癌患者は内外ともに増加の傾向にある。皮膚癌も本邦に比して欧米では多数報告されているが,転移性皮膚癌は本邦はもちろんのこと,欧米においても依然として稀な疾患とされている。子宮癌においてもその例にもれず,剖検でおよそ1〜5%,臨床例においてはさらにすくなく10例内外の報告をみるにすぎない。最近,われわれは子宮頚癌根治手術後約1年6ヵ月を経て,皮膚転移を生じた興味ある1例を経験したのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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