文献詳細
症例 子宮頸癌
文献概要
緒言
最近のめざましい癌医学の進歩にかかわらず,癌患者は内外ともに増加の傾向にある。皮膚癌も本邦に比して欧米では多数報告されているが,転移性皮膚癌は本邦はもちろんのこと,欧米においても依然として稀な疾患とされている。子宮癌においてもその例にもれず,剖検でおよそ1〜5%,臨床例においてはさらにすくなく10例内外の報告をみるにすぎない。最近,われわれは子宮頚癌根治手術後約1年6ヵ月を経て,皮膚転移を生じた興味ある1例を経験したのでここに報告する。
最近のめざましい癌医学の進歩にかかわらず,癌患者は内外ともに増加の傾向にある。皮膚癌も本邦に比して欧米では多数報告されているが,転移性皮膚癌は本邦はもちろんのこと,欧米においても依然として稀な疾患とされている。子宮癌においてもその例にもれず,剖検でおよそ1〜5%,臨床例においてはさらにすくなく10例内外の報告をみるにすぎない。最近,われわれは子宮頚癌根治手術後約1年6ヵ月を経て,皮膚転移を生じた興味ある1例を経験したのでここに報告する。
掲載誌情報