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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科19巻1号

1965年01月発行

文献概要

産婦人科時評

最近のドイツ雑誌から

著者: 中嶋唯夫1

所属機関: 1日赤産院

ページ範囲:P.52 - P.53

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 今月は,最近のドイツ産婦人科雑誌を中心に興味ある問題をひろつてみた。
 近年妊娠,分娩時における胎児,新生児に対しての関心が高くなり,周産期死亡の改善が叫ばれ,その死因分析がなされ,誘原因に対しての追求が盛んに行なわれている。
 しかしよく引合いに出され,また焦点に入っているのが胎盤である。胎盤の機能を解明することは非常に困難で,専ら胎盤で生成される諸ホルモンの追求がなされている。胎盤機能不全症候群が提唱され,時にUbertragung場と確実に想定される合に児が子宮内で死亡したり,また出生後間もなく死亡することを経験する。しかし衆知のごとく計算上の分娩予定日から,いかに月経周期が規則正しくても予定日超過を確実に診断することは,分娩前においては困難なことが多い。このような事惰から臨床家として,せめてUbertra—gungのさいの診定法に,何かうまいものがないかと考えるのは当然である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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