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産婦人科時評
最近のドイツ雑誌から
著者: 中嶋唯夫1
所属機関: 1日赤産院
ページ範囲:P.52 - P.53
文献購入ページに移動 今月は,最近のドイツ産婦人科雑誌を中心に興味ある問題をひろつてみた。
近年妊娠,分娩時における胎児,新生児に対しての関心が高くなり,周産期死亡の改善が叫ばれ,その死因分析がなされ,誘原因に対しての追求が盛んに行なわれている。
しかしよく引合いに出され,また焦点に入っているのが胎盤である。胎盤の機能を解明することは非常に困難で,専ら胎盤で生成される諸ホルモンの追求がなされている。胎盤機能不全症候群が提唱され,時にUbertragung場と確実に想定される合に児が子宮内で死亡したり,また出生後間もなく死亡することを経験する。しかし衆知のごとく計算上の分娩予定日から,いかに月経周期が規則正しくても予定日超過を確実に診断することは,分娩前においては困難なことが多い。このような事惰から臨床家として,せめてUbertra—gungのさいの診定法に,何かうまいものがないかと考えるのは当然である。
近年妊娠,分娩時における胎児,新生児に対しての関心が高くなり,周産期死亡の改善が叫ばれ,その死因分析がなされ,誘原因に対しての追求が盛んに行なわれている。
しかしよく引合いに出され,また焦点に入っているのが胎盤である。胎盤の機能を解明することは非常に困難で,専ら胎盤で生成される諸ホルモンの追求がなされている。胎盤機能不全症候群が提唱され,時にUbertragung場と確実に想定される合に児が子宮内で死亡したり,また出生後間もなく死亡することを経験する。しかし衆知のごとく計算上の分娩予定日から,いかに月経周期が規則正しくても予定日超過を確実に診断することは,分娩前においては困難なことが多い。このような事惰から臨床家として,せめてUbertra—gungのさいの診定法に,何かうまいものがないかと考えるのは当然である。
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