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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科19巻1号

1965年01月発行

文献概要

薬剤

不正性器出血,切迫流産に対するMedroxy Progesterone Acetateの臨床効果

著者: 館野政也1 武田正治1 中林正雄1 横井昭平1

所属機関: 1金沢大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.79 - P.81

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はじめに
 機能性出血は婦人科患者数中高率を占め,その原因として重要なものにEstrogen過剰症があり,この中に従来の出血性メトロパチーを始めとして,一般に機能性出血と通称されるものが含まれている1)
 近年Estrogen剤を始めとしてGestagenその他薬剤の長足の進歩により,その使用が濫用され,適切を欠き,ためにしばしば副作用のための出血もみられ,よつて単にそれら薬剤の投与中止により治癒することはまれではない。
 Gestagenはホルモン性の止血剤ともいうべきものではあるが,近時,相次いで作成されるいわゆる経口的Gestagenに於てもしばしばestroge—nic, androgenicあるいはanabolicの性状が現われるので,その濫用特に長期使用に対しては十分な注意が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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