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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科19巻10号

1965年10月発行

産婦人科領域におけるメディカル・エレクトロニクスの応用--第1回臨床大会シンポジウム

テレメータリングの応用

著者: 寿田鳳輔1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.783 - P.786

文献概要

I.テレメータリング,テレメータ
 テレメータリング(telemetering, telemetry),すなわち,遠隔測定というのは,測定量を測定対象から遠く離れた場所へ伝送し,その離れた場所で測定量の指示あるいは記録を行なわせるような測定方法である。この遠隔測定装置をテレメータ(telemeter)と呼んでいる。このような測定方法の始まりは,電力関係の事業に有線方式で実施された1917年頃からであるといわれる。さらに,無線方式を採用した無線(ラジオ)テレメータリングは,1930年頃から実施されはじめ,近年では,宇宙空間の諸測定を諸測定を行なうためには不可欠の手法として,急速な発展をとげつつある。
 一般に,テレメータ(遠隔測定装置)は,変換器(transducer),送信機(transmitter),通信路(chan—nel),受信機(receiver)と指示計器(indicating instru—ment),記録器(recorder)の各部からなりたっている。医用(生体用)テレメータなどでは,変換器の部分は,人体(生体)の電気現象を検出しようとする場合には,その変換器のかわりに電極が用いられる(第1図)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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