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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科19巻11号

1965年11月発行

悪性腫瘍の問題点 化学療法

薬剤

機能性出血患者の線維素溶解現象と治療薬としてのイプシロン

著者: 吹田清純1 伊藤輝夫1

所属機関: 1倉敷中央病院産婦人科

ページ範囲:P.917 - P.918

文献概要

はじめに
 近時線維素溶解現象という問題は各方面において研究され広くは生体反応の一つとして線維素溶解現象があらおれる点から色々の刺激をうける生体の状態を把握する上に此の現象は重要なものとして注目されている。ことに出血という問題に関係する点,われわれ産婦人科領域においては関係の深いものであると考えられる。この研究は産婦人科領域においては他科に比してその発表も少ない現況である。またこの現象は検査力法が比較的面倒であり臨床的に簡単にしかも適確に判定しえるまでに至つていない。しかし私達も最近若干の検査法を行なつて産婦人科領域における2,3の問題について線溶現象を検索しまた抗線溶剤による治療効果,線溶現象に及ぼす影響を検する機会をえたので今回は機能性出血患者の線溶状態ならびに抗線溶剤による治療効果について報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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