文献詳細
荻野久作博士在新潟50周年記念会特別講演
文献概要
はじめに
およそ悪性腫瘍では早晩遠隔転移を見るもので,癌では特にリンパによる転移は,治療にあたつて重要な問題である。子宮頸癌でも例外ではなく,その二大療法と考えられている手術および放射線療法において,リンパ節転移を如何にして治療するかはきわめて大切な事項である。
剖検材料では子宮頸癌の大多数にリンパ節転移を見,わが教室例では遠隔伝移は89.4%,遠隔リンパ節転移も少なくない。
およそ悪性腫瘍では早晩遠隔転移を見るもので,癌では特にリンパによる転移は,治療にあたつて重要な問題である。子宮頸癌でも例外ではなく,その二大療法と考えられている手術および放射線療法において,リンパ節転移を如何にして治療するかはきわめて大切な事項である。
剖検材料では子宮頸癌の大多数にリンパ節転移を見,わが教室例では遠隔伝移は89.4%,遠隔リンパ節転移も少なくない。
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