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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科19巻12号

1965年12月発行

文献概要

外国文献

頸癌と早婚,他

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ページ範囲:P.951 - P.951

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 Chvistopherson, W.M & Pbr—ker, J.E.:Relation of cervical cancer to early marriage and cai—ldbearing.
 New Engl J.Med.273(5)235−239, July 29, 1965.
 年に1回,細胞診を行なつて頸癌発見につとめることは,地域の婦人すべてに行ないうるものではない。したがつて頸癌にhigh-riskのものに限つて精査することが望ましい。そのriskという点で,早婚がinvasive caにhigh-riskであることがよく知られている。しかし,どの程度にhigh-riskかということは明かてない。著者らはLouisville大学で細胞診をうけた41504婦人(最初の検査は30才以後)のうち,cain situ 202名,invasive ca 143名な見出した。総検者の38.6%が20才以前に初婚で,この20才以前の初婚者が全invasive caの61.2%を占めた。全く未婚はinvasive caの1.49%,30才以前に結婚した婦人からのinvasive caが3.45,15-19才で結婚した婦人では5.3,15才以前の結婚では11.7という率で,早婚がhigh-riskという意味がよくわかる。ca in situもこれと平行している。第1回妊娠時の年令とcaとは,全年令平均3.45,15-19才64,15才以下11.3で,20才以前に妊娠するとinvasive caにhigh-riskである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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